三谷幸喜脚本・演出の芝居「恐れを知らぬ川上音二郎一座」を観てきました。
本日はプレビュー公演初日。
そして会場は、今日がこけら落としのシアタークリエ(記念にハンドタオルもらいました)。
そんな初物づくしの本日は、客席前方センターはいかにもVIPな方々が多く、不思議な雰囲気でしたね。
できたてほやほやのこの劇場、帝国ホテルの正面に位置しており、元は芸術座のあった場所です。
劇場は地下2Fで、そのロビーにはふかふかの絨毯が敷き詰められていて快適ですが、割と狭い。
開演前や休憩中、飲食物販売と物販とトイレ待ちの列ができるとなんともカオスな空間になります。
ステージと座席の感じは、パルコ劇場に近いですね。
椅子の座り心地はよかったです。
今回、最前列左端のブロックでの観劇。
正直、「最前列なのはいいけど、この位置からぢゃ見づらいだろうなぁ…」と思っていましたが、この芝居に関して言えば、大当たり。
客席内の通路使って舞台に上がるケースが非常に多く(逆も然り)、横を通り過ぎるわ、目の前で芝居が展開されるわ・・・真正面よりも、ガゼン美味しい席です。
同様に、右端のブロックも美味しいと思います。
さて今回の芝居のあらすじをパンフから拝借。
今から108年前の明治32年。
役者、演出家、プロデューサー、劇団主催者の川上音二郎は、妻の貞や劇団員を連れてアメリカ巡業の旅に出る。
言葉の通じない異国での公演は悪戦苦闘の連続。挙句に悪徳マネージャーに金を持ち逃げされ、まさに踏んだりけったり。
ボロボロの状態で辿り着いたボストンの街で、音二郎が目にしたのは、イギリスの名優ヘンリー・アーヴィングが演じる「ヴェニスの商人」。大入り満員の客席に、音二郎は決意する。「よし俺たちもこれをやろう!」そしてなんとたった一晩の稽古で、日本版「ヴェニスの商人」をでっち上げてしまった。
観客はどうせ外人だからと、台詞はデタラメ。言葉に詰まったら「スチャラカポコポコ」で切り抜けようという、はっきり言って無茶苦茶な公演。音二郎一座、起死回生のこの舞台、果たして成功するのか?
そして出演者は、以下の面々。
ユースケ・サンタマリア
常盤貴子
戸田恵子
堺雅人
堺正章
浅野和之
今井朋彦
堀内敬子
阿南健治
小林隆
瀬戸カトリーヌ
新納慎也
小原雅人
主役の二人(ユースケ&常盤貴子)を芸達者な面々が支える芝居、といった感じ。
最初にユースケ出てきた時、顔がこわばっていたのか、なんだか筧利夫っぽく見えました(笑)
でも破天荒なヤクドコロだけに、ユースケにははまり役かも。
この芝居、二幕構成になっていて、18:30に始まって、終わったのが22時過ぎ(途中に20分の休憩あり)。
一幕目は瀬戸カトリーヌの怪演に圧倒され、二幕目は戸田恵子の演技の巧さに笑いが止まらず、全編通してマチャアキ大活躍。
脇役にもきちんと見せ場を作り、たくさんの小ネタを仕込み、場面転換のスピード感は「決闘!高田馬場」と同じく幕をうまく利用する。
・・・今までの三谷芝居の集大成のような芝居ですね。
二幕目の「ヴェニスの商人」は、笑いすぎて涙出てきました。
こんなに笑ったのは「君となら」(この作品、DVDで出してくれないかなぁ…)以来。
とにかく笑いが止まらない、あっという間の200分でした。
出だしがちょっと空回り気味なのと、終盤が少し長い気もしたけど、プレビュー初日でこんだけ面白ければ本公演も期待できますねぇ。
今月末にもう一度観に来る予定ですが、この内容なら更にもう一回くらい観たいところ。
今年は「コンフィダント」も良かったけど、この芝居もイイ!
笑いの質が違うから甲乙つけがたいですが、やっぱり三谷幸喜の芝居は面白いなぁ。
映画は・・・あんまりチカラ入れなくていいので(苦笑)これからもステキな脚本をお願いします。
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