越境する日本人 工芸家が夢みたアジア 1910s-1945 in 東京国立近代美術館工芸館
竹橋にある東京国立近代美術館工芸館にて、美術展「越境する日本人 工芸家が夢みたアジア 1910s-1945」を観てきました。

近代美術館の方は何度か行ったことありますが、工芸館は初めて。美術館とは少し離れた場所にあります。
周りが緑に囲まれていて、落ち着いた佇まいと外観が素敵な美しい洋館。
「勝手に入っていいのかしら」と、ちょっと戸惑ってしまいました(苦笑)
この建物、元々は近衛師団司令部庁舎だったものをそのまま利用しているようです。
建物内は、歴史を感じさせる風格に満ちてました。空気がくすんだような感じがすごく素敵。
ちなみに、展示室外の休憩スペース等に置かれていたテーブルと椅子は、ちゃんとした工芸作品。
色んな種類があって、座り比べたりできるのが楽しかったデス。
今回は魯山人の茶碗目当てに行ったんですが、他にも色々興味を惹かれる作品がありました。
目に留まったモノを、以下にピックアップ。
・双鳥紋箱(海野清)
淡い色に輝く金で作られた鳥と、木でできた入れ物とのバランスが見事な品のある入れ物
「鍍金」をメッキと読むんだと初めて知りました
・美々豆久香炉(香取秀真)
普通の置物にみえる、洒落たデザイン
「美々豆久」と書いて「みみずく」と読ませるのもオサレ
これで実際に香を焚いているところを見てみたい
・黒泑草花文壺(六代 清水六兵衞)
口が広くて、底に向かって狭くなっていく台形みたいな形状の壺
釉薬の茶色が版画のようで美しかった
・刷毛目彫三島風茶碗/絵高麗徳利(共に北大路魯山人)
渋くて実にいい色合いと、荒々しい感じが素晴らしい
魯山人はもう一点出展されてたけど(萌葱金襴手鳳凰文煎茶碗)、そちらは豪華絢爛な感じがして惹かれず
◎朝鮮大図絵/満豪の交通産業案内図(吉田初三郎)
本日のナンバーワン作品。
細かく描き込まれた鳥瞰図は、総天然色でものすごく綺麗。
この一大パノラマ、見ているだけですごくワクワクしてきました。
作者の吉田初三郎ってヒトは「大正の広重」と呼ばれていたそうですが、それも納得の出来映え。
彼の作品だけ集めた展示会があったら、是非行ってみたい!
とゆうわけで、建物もそして展示もすごく楽しめました。
ここは是非また訪れてみたい場所ですね。散歩にもちょうどいいし。
なお、本美術展は7/16まで開催中です。
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