カテゴリー「三谷幸喜」の49件の記事

2017.07.22

子供の事情 in 新国立劇場 中劇場

新宿の新国立劇場(中劇場)にて、芝居「子供の事情」を観てきました。

子供の事情

小学校を舞台とした、子供たちの物語。
同じ顔ぶれが集う放課後。そこにやって来る転校生。
それから少しずつ、波風が立っていく彼らの世界。

作・演出:三谷幸喜
出演:天海祐希、大泉洋、吉田羊、小池栄子、林遣都、青木さやか、小手伸也、春海四方、浅野和之、伊藤蘭
音楽・ピアノ生演奏:荻野清子

2幕4場の構成で、途中休憩あり。
セットはずっと同じ教室の中です。

本日の座席は1階16列中央付近。
全体が一望できて、ほぼど真ん中のとても良い席でした。これがA席だなんて、ありがたや。


豪華な俳優陣が全員、10歳を演じているのがこのお芝居の特徴。
明らかにおじいちゃんにしか見えない人もいたりして(笑)、しゃべってる様子を見ているだけでも楽しめます。
また、普段の役者のイメージとは違う配役になってる人もいて(作者の意図によるもの)、それもまたいとをかし。

そうしたギャップだけでも十分面白いし、話も成立するとは思うんですが、そこに止まらないのが三谷幸喜。
なかなかデリケートな話題も登場させつつ、カラッと仕上げているのがさすが。

転校生の登場で彼らの友人関係に変化が生じるわけだけど、その距離感を観察するのも面白かった。
もちろん三谷幸喜の作品らしく、全員にちゃんと見せ場が用意されてます。

そして最後の最後に度胆を抜くような演出が(゜Д゜)
こんなの初めて見たわ~、この劇場だからこそ、なのかな。
ちょっと鳥肌立っちゃうような仕掛けでしたが、これは後にTVなどで見ても凄さが伝わりにくいんだろうな。

この芝居。
昭和46年って設定になっていて、劇中にアメリカンクラッカーなど当時の流行り物が登場しますが、そうしたものを知らなくても十分楽しめる内容になってます。
オトナ目線で描いた子供の話だけど、多分これ子供が見ても楽しめそう。
そういう芝居って、今までの三谷幸喜にはなかったような。子供を授かった影響が大きいですね。

ちなみにこの作品、東京サンシャインボーイズの(期間限定)復活公演「returns」と共通する部分もあるので、それも見てると更に楽しめるかと(校歌やあだ名など)。

音楽は舞台の袖で荻野清子さんがピアノの生演奏してるんですが、音が入るタイミングや強弱の付け方で場の雰囲気が一変したりして、芝居における音楽の重要性がよく分かる作品でもありました。


間違いなく三谷幸喜の代表作と言えるであろうこの芝居、オススメです。


客席に大杉蓮を発見!
まさに大杉蓮でした(笑) すごく若々しかったなあ。
いまちょうど「バイプレイヤーズ」見てるところなので(このドラマ、すごく面白い)、見覚えのある役者さんが同じ場所にいる不思議。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017.03.11

不信~彼女が嘘をつく理由 in 東京芸術劇場シアターイースト

三谷幸喜の新作芝居「不信~彼女が嘘をつく理由」を観劇。
会場は東京芸術劇場シアターイースト(池袋)。

マンションに越してきた夫婦と、それを迎える隣人夫婦の物語。
嘘が嘘を呼ぶ、最後まで目が離せないサスペンスコメディでした。

作・演出:三谷幸喜
出演:段田安則、優香、栗原英雄、戸田恵子


客席は二面になっていて、真ん中に舞台が配置。
舞台セットがシンメトリーな構造なので、このような並びにしたのかな?

当然ながら、座っていると向こう側のお客さんの顔が見えます。
そのおかげか開演前の「そろそろ始まるかな」って時間帯は、会場内に独特の緊張感があふれてました。

今日は向こう正面最前列での鑑賞。
客席と舞台の間にほとんど距離がないので、手を伸ばせば届く場所で段田安則と優香が芝居をするシーンは迫力ありまくり。

舞台上には両脇(袖にあたる部分)に棚や飾り物がある以外は、中央付近に置かれた4つのイスだけ。
このイスは左右に自由に動くようになっていて、緩急をつけて移動する様子は役者の心情を表現しているようでした。
(とても人間くさい動きをする)

ちなみにこの芝居に関する記事には「(イスは)コンピュータ制御で動いている」などと書かれているモノもありますが、実際は舞台の奈落でタイミング良く綱を引くことで動かしている、とのこと(2017/3/16朝日新聞夕刊の三谷幸喜エッセイより)。
とは言えこれは記者が間違って書いたわけじゃなく、公演初日の会見での発言を受けて記事にしたもののようです。


この芝居、ここ5年くらいの三谷作品では「おのれナポレオン」と並ぶ面白さだったかと。
途中の休憩時間で、頭の中で話を整理して考察できるのも良かったわあ。

ちょっとネジがはずれたような女性を演じた戸田恵子の不気味さと、押しに弱く気がつけば巻き込まれている段田安則の演技はさすが。
段田さんはギターと生歌も披露してました(笑)

優香は、前に見たとき(酒と涙とジキルとハイド)よりも上手くなってた気が。これ見終わった後だと、笑顔もちょっと怖く感じられます。
栗原英雄は「よく通る声に聞き覚えあるなあ」と家に帰ってパンフレット見たら真田信尹(信繁の叔父役)で真田丸に出てた人でした。

たとえシリアスな展開でも何かしら笑いの要素があるのは「真田丸」と似てますね。
またこんな感じの芝居を観てみたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016.11.28

エノケソ一代記 in 世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアターにて、三谷幸喜作・演出の芝居「エノケソ一代記」を観てきました。

エノケソ一代記

エノケンではなく、エノケソ。
昭和の喜劇王榎本健一が活躍した戦後、各地に出没した彼の偽物エノケソ。
そんな偽物の一人が、このお話の主人公です。

出演:市川猿之助、吉田羊、浅野和之、山中崇、水上京香、春海四方、三谷幸喜、山寺宏一(影アナ)
作・演出:三谷幸喜


2階席からの鑑賞。
A席だけどすごく見やすかったです(ってことは1階がS席、3階がB席かな?)
俯瞰の位置だから舞台全体が見渡せるし、ステージも割と近め。
せまくて移動しづらいのが難点だけど、一度座ってしまえばすごく落ち着ける空間でした。

この芝居、いつもの三谷幸喜作品と比べて、年配のお客さんがすごく多かったのが印象的。
やっぱり市川猿之助目当てでしょうか。
その猿之助。
さすが歌舞伎役者だけあって、声の出し方や立ち振る舞いが他の役者とは明らかに異なります。
これが現代芝居ならそれイコール違和感なんだけど、この芝居で演じるのはエノケソという役者。
なのでそうした所作もすごく自然に見えたし、時折見せる歌舞伎役者らしいサービスも良かった。

一人五役を演じる山中崇。
5人は兄弟って設定なんだけど(チラシやパンフレットには書いてある)、芝居を観ているだけではそれが伝わりづらいのが、ちょっと残念。
浅野さんなら、もっとうまく演じ分けたかしら(笑)

吉田羊はすごく貫禄のある演技。
7年前にTHEATER/TOPSで観たときにはまだまだ駆け出しって感じだったのに、すごく成長したなあ。

パンフレットに書いてあったけど、春海四方って元一世風靡セピアなのね(゜Д゜)
柳葉敏郎や哀川翔と一緒に踊ってたのかー、ちょっと想像できない…

三谷幸喜の脚本は、相変わらずそれぞれの役者の持ち味を活かすのが上手いですね。
ちなみに今回が大河ドラマ「真田丸」後はじめての舞台となるわけですが、前と比べて特に何かが変わった印象は無し。

ああでも違いと言えば、三谷幸喜自身が役者として出演してるか。
新聞のコラムには「出番少ない」って書いてあったけど、いやいやかなり出てました(笑)
舞台にいた時間、水上京香よりも長かったような…しかもインパクト絶大な役だし。


来年春にはすでに次の舞台が決まっているようなので(不信~彼女が嘘をつく理由)、チケットが取れればまた観に行くつもりです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016.05.15

三谷芝居と真田丸

三谷幸喜が脚本を書いている大河ドラマ「真田丸」。
これ見てると、実際に舞台公演を生で見たことのある俳優がたくさん出てきて毎週ビックリしてます。

たとえば「上洛」(5/8放送分)の出演者で、自分が生で見た人を調べてみると・・・
(カッコ内は見た作品 複数出演している場合は、一番印象に残っているモノ)

堺雅人(恐れを知らぬ川上音二郎一座)
草刈正雄(君となら -Nobody Else But You-)
大泉洋(ベッジ・パードン)
山本耕史(おのれナポレオン)
片岡愛之助(酒と涙とジキルとハイド)
内野聖陽(おのれナポレオン)
長澤まさみ(紫式部ダイアリー)
長野里美(君となら -Nobody Else But You-)
シルビア・グラブ(国民の映画)
小林隆(国民の映画)
竹内結子(君となら -Nobody Else But You-)
新納慎也(恐れを知らぬ川上音二郎一座)
小日向文世(国民の映画)
草笛光子(ロスト・イン・ヨンカーズ)
鈴木京香(声)

こんなにたくさん!
この回には登場してませんが、斉藤由貴や迫田孝也、藤井隆なども。
全て、三谷幸喜が絡んだ舞台作品です。

こうした繋がりが、この真田丸に活きているんだなあと思うと、なかなか感慨深い。
あ~ちなみに堺雅人は、「恐れを知らぬ川上音二郎一座」(2007年)で見たときは全然印象に残ってません。
この時は戸田恵子やユースケ・サンタマリアに堺正章など、インパクトのある面々が多数出演してたからなあ(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.03.24

田茂神家の一族 in 紀伊國屋サザンシアター

三谷幸喜が東京ヴォードヴィルショーに書き下ろした新作舞台「田茂神家の一族」を観に行ってきました。
場所は新宿・紀伊國屋サザンシアター

とある村の町長選挙に立候補したのは、いずれも「田茂神」姓の5人。
町長になるために骨肉の争いを繰り広げる面々。一体町長に選ばれるのは誰なのか…

演出:山田和也
音楽・演奏:園田容子
出演:佐藤B作・佐渡稔・石井愃一・市川勇・山口良一・あめくみちこ・たかはし等・山本ふじこ
    その他東京ヴォードヴィルショーの面々
客演:伊東四朗・角野卓造

一幕モノで、場面転換なし。三谷幸喜お得意のスタイルです。
ステージ上で立ち会い演説会が開かれていて、聴衆が客席でそれを見ている、という設定。
開演前、観客の間をまわって気さくに話しかける人や、遺影を持った人を見かけたけど、あれは全部そういう演出だったのか、と始まってから気づく。

主な舞台セットは、椅子と候補者の名前が書かれた垂れ幕くらい。
20人近く出演する芝居でこれだけシンプルなのも珍しいかと。
「全国どこへでも(公演に)行けます!」と終演後に佐藤B作が言ってたけど、確かにそうだなあ。

村の有権者は105人。
誰かの発言で刻一刻と変わる投票予測を、コロスを用いて歌をセリフにのせて分かりやすく伝えてました。

今回の目当ては、伊東四朗と角野卓造の共演。
二人が共演するのを生で見るのは「エキストラ」「ロング・ロスト・フレンド」についでこれが三度目ですが、さすがに上手い。
二人とも割と物静かな役どころでしたが、存在感あるしきっちり笑わせてくれるし、さすがです。
ヴォードヴィルショーの面々が展開する「いかにもな喜劇」とうまく融合してる感じ。

ちょっと気になったのは、「吉良ですが、なにか?」に続いて伊東四朗の出番が少なかったこと。
たまたまそういう役どころだった、ならいいんですが。

途中でオチは読めたけど、一直線でそこに向かうこと無く、紆余曲折が色々あって楽しめました。
観客を「立ち会い演説会」の聴衆として取り込んでるんだから、そこにもう少し参加してる感があると、より面白かったかも。

今日は三谷幸喜が観劇に来ていて、B作の呼びかけで最後にステージ上へ。
自分が演出した芝居だとめったに出てくることは無いから、なかなか珍しい光景です。
コメントを求められて「お客さんの年齢層が高くてびっくり」とか言ってました(笑)

3/14の斉藤由貴コンサートに続き、また三谷幸喜が見られるとは、なかなかラッキーなり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.03.14

天使のララ Presents 斉藤由貴30th Anniversary Concert in シアタークリエ

シアタークリエ(有楽町)で斉藤由貴デビュー30周年コンサートを観てきました。

25周年の時はパルコ劇場でしたが、ホールの広さやステージの大きさは似てますね。
パルコ劇場の列間隔を圧縮するとシアタークリエの出来上がりって感じ。
(客席数:パルコ458 クリエ611)

1階の女性用トイレが男性用になってた時点で、観客の男女比は推して知るべし(笑)


ほぼ定刻に、斉藤由貴の朗読で開演。
「デビューしてほどない頃、かつてのクラスメートにばったり再開してそこから手紙のやり取りが始まる」って内容でした。
朗読の合間に、「Lovin’ You」など英語のスタンダードナンバーを熱唱(3/11に発売された新作アルバムに収録されてる)。
独特の間合いで紡がれる言葉は、まさに斉藤由貴ならでは。なんか不思議なチカラがあるよね~。

次はヒット曲の数々を披露。
白い炎、初戀、海の絵葉書、AXIA-かなしいことり-、土曜日のタマネギ、May、少女時代。
どの曲もずいぶん久々に聴いたけど、自然と歌詞が頭に浮かんでくるんだよなあ。

続いてはゲストコーナー。本日のゲストは、谷山浩子。
「ファンであるがゆえの無礼な態度」を取ってしまうという、斉藤由貴とのトークバトルの開幕です(笑)
二人のトークを観るのは、谷山浩子の猫森集会(2007年)/斉藤由貴25周年記念コンサート(2011)に続いて3度目。

谷山「由貴ちゃんがデビューしたとき、ちょっと変わったアイドルだなあ、自分と同じ種類だ!って思ったのに、今では子供が3人もいて朝5時過ぎに起きてお弁当作ってる…なんか裏切られた気分」
斉藤「夕方にならないと起きてこないような生活、あたしにはできないです」

トーク中に「ディスる」という言葉を覚えた斉藤さん。
「ドラマ収録現場で、プロデューサーに向かって『あなたをディスってます』って使えばいいんですかね?」
「違うよ由貴ちゃん、『主演の子がディスってました』ってプロデューサーに伝えればいいんだよ」
と真っ黒なアドバイスを送る谷山さん。

…いやあ、相変わらずいいコンビだなあ(笑)

二人で歌ったのは、「ひまわり」「窓あかり」の2曲。新曲の「窓あかり」、素敵でした。
歌の前にピアノのスタンドに自分のマイクをセットし忘れる谷山さん、しかも二度(笑)
(曲の途中、スタッフがダッシュでセットして事なきを得る)
まるで自分のコンサートのごとく、絶好調だったわあ。

斉藤由貴が衣装替えの間に披露してくれたのが「意味なしアリス」。
ちなみにこの曲、「あたしが谷山さんの曲の中で三本に入る大っ好きな曲」(斉藤由貴)だそうです。
まさかこんなところでこの曲が聴けるとは。

そしてコンサートも終盤。
卒業、予感、悲しみよこんにちは、といった曲を歌ってくれました。
途中、客席に降りてくるサービスもあり。

最後はアンコール。
「今日はホワイトデー。この公演だけの特別なことがあります。ずっと手紙のやりとりをしていた『彼』が今日この会場に来てくれましたっ」
って言われて「え、あの朗読ってフィクションじゃなかったのかー!!」
とびっくりした次の瞬間、客席から舞台に上がったのは、三谷幸喜。
まさかのサプライズゲスト登場です。

昨年の舞台(紫式部ダイアリー)の時、今回のコンサートの話を聞いて「僕、出演するよ」と言って実現したとか。
そして二人で「夢の中へ」を熱唱・・・三谷さんのはセリフ調で「絶叫」に近かったけど(笑)
いやーしかし三谷幸喜の生歌が目の前で聴けるなんて、しあわせだなあ(棒
ちなみに鼻笛(楽器)を携えてやって来たのに、うまく鳴らずに不発。これテレビなら放送事故レベルなんじゃ(苦笑)

コンサートは2時間40分ほど。
ものすごく密度の濃い時間をありがとう!
斉藤由貴と谷山浩子を観に来たのに、三谷幸喜も見られるなんて、自分にとってはものすごくお得なコンサートでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.12.04

Yakult プレゼンツ 伊東四朗生誕?!77周年記念「吉良ですが、なにか?」 in 本多劇場

伊東四朗の生誕77周年を記念して作られた芝居「吉良ですが、なにか?」を観てきました。
会場は下北沢・本多劇場

作:三谷幸喜
演出:ラサール石井
出演:伊東四朗/福田沙紀/馬渕英俚可/瀬戸カトリーヌ/駿河太郎/伊東孝明/大竹浩一/阿南健治/ラサール石井/戸田恵子

伊東四朗が吉良上野介を演じる…ってことで「忠臣蔵か」と思ったら、なんと現代劇(笑)
とは言え、吉良が松の廊下で斬りつけられた直後のお話です。
舞台を現代に置き換えたパラレルワールドってところでしょうか。
だから、老中とか将軍といった言葉はぽんぽん飛び交うけれど、その老中と連絡を取り合うのが携帯電話だったりします(笑)
そういえば先日観に行った「紫式部ダイアリー」も、似たような設定だったっけ。


生誕70周年の「社長放浪記」はドタバタものでしたが、今回は家族ドラマ仕立てなコメディーでした。
舞台は(吉良が運び込まれた)病院の待合室で、(ほぼ)一幕モノ。

三谷幸喜がパンフレットにこう記しています。
「偉大なるコメディアン伊東四朗のもう一つの面、『性格俳優』としての素晴らしさを、皆さんに観て頂きたいと思い、この作品を書きました」

まさにそのとおりの内容かと。
伊東四朗は、他の出演者に比べると出番も動きも少なめ。
でも存在感は抜群だし、美味しいところはみんな持って行くという、まさに伊東四朗のために書かれた芝居。
ドラマや映画で伊東四朗が演じる、出番は少ないけれども印象に残る役どころ、そんな感じですね。

終盤には実の息子(伊東孝明)と二人だけで語らうシーンもあって、ちょっとホロリとさせららました。


今回印象に残ったのは、戸田恵子の「南京玉すだれ」。
言葉としては聞いた事あったけど、実物と実演を初めて見ることができました。
なるほど、確かにあれは「すだれ」だよなあ。

入場時には芝居のロゴが入ったトートバックを、退場時にはヤクルトタフマンをもらいました。
ありがとう、伊東四朗!(笑)
次は傘寿(80歳)か米寿(88歳)か…また観られるのを楽しみにしてます。

…とその前に、東京ヴォードヴィルショーに三谷幸喜が書き下ろした新作舞台(田茂神家の一族)に出演されるようなので、期待!(角野卓造も出るから、ますます楽しみ)


---
関連記事(社長放浪記を観た時のもの)
2007.07.15お芝居二本立て
http://luckydragon.cocolog-nifty.com/happy/2007/07/post.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.11.19

紫式部ダイアリー in パルコ劇場

パルコ劇場で紫式部ダイアリーを観てきました。

文学賞の審査員に選ばれた、清少納言と紫式部。
選考会の前夜、ホテルのバーでサシで飲む二人のお話です。

作・演出:三谷幸喜
出演:斉藤由貴(清少納言)、長澤まさみ(紫式部)


というわけで、現代劇でした。
でも枕草子と源氏物語を書いた二人であることに変わりは無いので、設定を現代に置き換えた話、といった感じ。

登場人物は、この二人+バーテンダー。
バーテンダーは何もしゃべらないしずっと舞台にいるわけでも無いので、二人芝居です。
セットはバーカウンターと、横にソファーがあるだけ。

このシンプルな造りは、三谷幸喜が過去に手がけた「笑の大学」「90ミニッツ」に通じるところがありますね。
(どちらも二人芝居)
芝居のテンポやセリフ回しも、これら作品に通じるところが見受けられました。


大ベテラン作家の清少納言と、新進気鋭の若手作家である紫式部。
二人の女優のいかにも彼女たちらしいセリフや振る舞い、見応えありました。
絶妙な配役ではないかと。

先輩と後輩、ライバル、同志・・・刻々と変化していく二人の距離感を追っていくのが、すごく楽しかったです。
純粋なコメディというよりは、会話を楽しむ芝居ですね。

…しかしさすがの斉藤由貴も、長澤まさみと並ぶと年配に見えますなあ(笑)

状況が変わるタイミングで舞台が回転するんですが(バーカウンターの向きが変わる)、その時にオスマン軍楽の曲がかかるのが、インパクトありました。
さながら、静かなる戦い、といったところでしょうか。
陸軍行進曲「ジェッディン・デデン」、いい曲です(聴けば大抵のヒトが知ってる曲)。


しかし抱腹絶倒だった「君となら」の直後にこの芝居とは。
なんだかギャップがすごいんですけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.08.21

君となら -Nobody Else But You- in パルコ劇場

三谷幸喜作・演出の「君となら」をパルコ劇場で観てきました。

お茶の間を舞台に繰り広げられる、抱腹絶倒のコメディ。
嘘が嘘を呼び、どんどん誤解が積み重なっていく、一幕物の舞台です。

この芝居、初演が1995年で再演が1997年。
その時は山田和也が演出を手がけていましたが、今回はキャスト一新&三谷幸喜自身による演出での再々演。

以前のは昔NHKで放送されたのを見て、お腹がよじれるほど笑った記憶が。
(あの時録画したヤツを残しておかなかったのが、今でも悔やまれる…)
おそらく今まで観た芝居の中で一番笑ったのがこの「君となら」なので、期待半分不安半分で行ってきました。

出演:竹内結子/草刈正雄/イモトアヤコ/長野里美/長谷川朝晴/木津誠之/小林勝也

ちなみに初演(再演)時は、
出演:斉藤由貴/角野卓造/宮地雅子/高林由紀子/益岡徹(小倉久寛)/伊藤俊人/佐藤慶


いやあ今回のも、なかなか面白かった!
角野卓造と佐藤慶が名コンビすぎるからどうだろう…って思ったけど、草刈正雄&小林勝也も良かったです。
あ、小林勝也は小林克也(英語が得意な方)ぢゃないので、念のため。
父親役としては格好良すぎる草刈正雄だけど(笑)、ちょっと情けない感じをうまく演じてました。

イモトに見えないイモトアヤコ(笑)も、印象に残る演技。
他の三谷作品における梶原善的な役どころを、うまくこなしてたなあ。

笑えるシーンはたくさんあれど、オーバーな演技やベタな笑いはほとんど無いのが、いかにも三谷幸喜らしくて◎。
笑って笑って笑って、最後は少しホロリとさせられて・・・
いいお芝居です。


少し前はシリアスな作品が多かったけど、ここのところ「何も考えず笑える」作品がまた増えてきたのがうれしいトコロ(おのれナポレオン、ジキルとハイド等)。
しばらくはこの路線でいってくれないかなあ。

ところで今回の芝居、時代背景が昭和なので、開演前にその頃の曲が流れます。
Diamonds(プリンセス プリンセス)、さよなら人類(たま)、浪漫飛行(米米CLUB)・・・
そんな中で「おどるポンポコリン」がB.B.クイーンズが歌う最初のヴァージョンじゃなかったのが、違和感ありまくりんぐ。
それじゃあ、時代が異なるでしょうに。これ気づかず流してるのかなあ。


そうそう、芝居を見終わってパルコから出るところで、三谷幸喜とすれ違ってびっくり!
TVなんかで見る、そのままのスーツ&メガネ姿でした。
普通に一人でフラっと入ってくるのね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.04.23

酒と涙とジキルとハイド in 東京芸術劇場プレイハウス

三谷幸喜による作・演出の芝居「酒と涙とジキルとハイド」を観てきました。
会場は東京芸術劇場プレイハウス

出演は、 片岡愛之助/優香/藤井隆/迫田孝也。
上演:1時間45分で、途中休憩無しの一幕物です。
舞台は二段の立体構造で、下段が室内、上段が部屋の外&生演奏スペースになってました。

タイトルから想像がつくように、「ジキル博士とハイド氏」をベースとしたオリジナルストーリー。
怪しげな薬を飲んでジキルがハイドに変身しちゃうのは原作どおりですが、普通は同一人物が演じるこの二役を、二人が演じているのが本作のミソ。
(ジキル:片岡愛之助 ハイド:藤井隆)

序盤はちょっと微妙で、笑えそうで笑えずムズムズする展開。
もったいぶったような格好付けとわざとらしい演技をする片岡愛之助が、斉木しげるに見えて仕方なかった(笑)

でも中盤以降はすごく楽しくて、ドタバタ劇の見本みたいな作品でした。
三谷幸喜の作品はこれまでたくさん観てきたけど、ここまで徹底したドタバタは初めてかも。
過去作品に例えると、しんみりするシーンが一切無い「君となら」「バッドニュース・グッドタイミング」「恐れを知らぬ川上音二郎一座」といったところでしょうか。

最近は割とシリアスな作品が多かったので、そういうのが好きなヒトとは、ちょっと相性が悪いかも。

出演者はそれぞれの持ち味が存分に活かされており、「この俳優のこういう姿が見たい」ってのをきっちり押さえてるのはサスガ。
片岡愛之助が「半沢直樹」を彷彿とさせるようなシーンが一部あったけど、安易にドラマのパロディとかやらないところも、三谷幸喜らしくて良かった。

4人の中で一番良かったのは、迫田孝也。
ほぼ出ずっぱりで、話の要となる役を冷静に演じているのが印象的でした。
・・・でも扱いが小さいんだよなあ(苦笑)
↑のリンク先の写真(ポスターに使われているのもコレ)だと三人芝居に見えちゃうのは致し方ないとしても、出演者欄のフォントをわざわざ小さくすることないぢゃん(苦笑)


来年、東京ヴォードヴィルショー(佐藤B作が座長)で三谷幸喜の新作上演予定があるんだけど、こんな感じの芝居にして欲しいなあ。
もちろん、伊東四朗の客演で。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧